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LTC(ライトコイン)ってなに?[仮想通貨・暗号資産]

2021年11月29日

今回はビットコインの弟分のような存在の暗号資産”LTC(ライトコイン)”とはなにかを誰にでもわかるように伝えていきます!

LTCとは

LTC(ライトコイン)は2011年10月に、元Googleのエンジニアだった Charlie Lee(チャーリー・リー)によって生み出された暗号資産です。

チャーリーは当時ビットコインの技術に魅了され、ビットコインの穴を埋めるための通貨として、ビットコインをデジタルゴールドと言うなら、ライトコインを”デジタルシルバー”として位置付けるように目指しました。

発行上限枚数は8400万枚。

時価総額ランキングは2021年11月現在で16位。

デジタルシルバーとも呼ばれるライトコインですが、その性能はどのようなものなのか詳しく見ていきましょう!

決済に特化した通貨

まずなぜビットコインが”デジタルゴールド”と言われているかというと、”金のような普遍的な価値がある”からです。

どう言うことかと言うと、ビットコインには2100万枚という発行上限が決まっていてそれ以上に増えることは無く、もうすでに9割近くのビットコインが市場に出回っており、尚且つ世界で初めての仮想通貨・暗号資産ということで、まるで”金”のような希少価値があるといえるからになります。

しかしその希少価値の反面、本来の通貨としての目的である”決済”や”送金”といった面での性能は、ビットコインの価値が上がるにつれてパフォーマンスが良いものでは無くなってしまいました。

そしてその穴を埋める為の存在が”ライトコイン” となります。

基本的には使われているブロックチェーンなどの構造はビットコインと同じなのですが、”決済”の面に特化したライトコインはビットコインよりも優れた性能を持っており、ビットコインを補うカタチとして”デジタルシルバー”と言われるようになりました。

ビットコインの4倍

では実際にどれぐらい優れているかというと、承認を行うためのブロック生成速度は、ビットコインが約10分かかるのに対しライトコインは約2分半と4倍もの差が生まれます。

さらに流通枚数も、ビットコインが上限2100万枚に対し、ライトコインは8400万枚とこちらも4倍の供給量なので、より決済に使いやすいと言えます。

ビットコインキャッシュとの比較

ではビットコインから実用的になるためにハードフォークしたBCH(ビットコインキャッシュ)と比較したらどうでしょうか。

こちらもブロック生成速度はビットコインと同じなので、やはり4倍ライトコインの方が速いと言えます。

ただしブロックサイズという、一回の処理に行えるキャパは、ライトコインはビットコインと同じ1MBなのに対し、ビットコインキャッシュは32MBなので、どちらの方が優れているかは一概には言えません。

実用性

LTCは現在、BTC、ETH、BCHと同様に PayPal と言う海外では広く使われている決済システムにすでに導入されています。

さらに最近ではLTC専用のVISAカードができたりと、どんどん普及されてきています。

将来的に

ライトコインは”ライトネットワーク” と呼ばれる高速かつ低コストの決済が行えるサービスの開発を進めており、これにより一層革新的なサービスとなる可能性があります。

また根本的にビットコインの性能を持ちつつ、身近な”決済”にチカラを入れた仮想通貨なので、どんどん世の中に広がっていくのではないでしょうか。

まとめ

 [LTCとは]

  • ビットコインを模範に作られたもの
  • 決済に特化した仮想通貨
  • デジタルシルバー的存在
  • 普及がすでに始まっている

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