”仮想通貨といえばブロックチェーンみたいに言うけど、ブロックチェーンってなんなのー!!” ”世の中を変える技術とか言うけど、どーいうこと!?”、、
みたいな人のために、今回はブロックチェーンとは何なのかを誰にでもわかるように説明していきます。
ブロックチェーンとは
まずはじめに、ざっくりとしたイメージを伝えます。
ブロックチェーンとは
やりとりなどの情報を、つなげてつなげていくもの
です!
はい、絵にするとこんな感じ!
で、”その情報をつなげてつなげていくことの何がいいの?”
ってなりますよね? はい、わかり易く説明していきます。
不正・改ざんが出来ない
まずは不正・改ざんをすることがとても厳しく、安全に取引できることが大きなメリットとなります。
どうして不正や改ざんが出来ないかと言うと、やり取りの情報を全て記録しているからです。
この一連の情報が記録されることによって、どこか一つの取引で不正が行われたとしても、この記録を辿ることによって、どこで何がどう変えられたのかが一目瞭然になり、すぐ対処できるのでそういった不正などを防ぐことができるのです。
そして改ざんしようとするには、このチェーンの半数以上を変えなければいけないので、事実上かなり厳しい行為になるのです。
記録が残り続ける
はい、そしてこの記録が残り続けることが不正を防ぐこと以外にもメリットになります。
それは元が辿れるということです。
図ではわかりやすいように通貨で表していますが、たとえばネット上のアート作品などにブロックチェーンを使えば、そのものが誰から生み出されたものなのかがしっかりと辿れ、偽の出品者ではないかを明確にチェックすることができるのです。
そして出品者側からしても、たとえその商品が値上がりを重ねたとしても、そこからしっかりと手数料などを取ることも可能になり、転売されることのデメリットを無くせるのです。
管理する組織が不要
そしてこの管理する組織がいらないというのも、ブロックチェーンでの大きなメリットになります。
どういうことかと言うと、今までインターネットを介する取引全般、一つの管理する機関が必要でした。もちろんそうでないと不正がはびこり、安定した取引も出来ないからです。図でいうところの銀行がそれにあたります。
しかしこのブロックチェーンでは ”マイニング” という、この取引の承認を不特定多数の第三者に任せ報酬を与えるシステムを取り、中央で管理する組織を無くすことができるのです。
”でもその管理する所を無くすののなにがいいの?”
と思う人もいるかもしれませんが、無くすことにより手数料などの取引コストの削減、そして一つの組織による独占なども防ぐことができるのです。
そしてこの皆んなで管理するシステムのおかげで、情報も透明になり、平等な社会へのはしかけにもなるのです。
システムの安定
そして最後に、システムを安定させることもできます。
なぜかというと、システムや情報を分散させることにより一つの部分に不具合があったとしても、他で補完しつつ運用することができるからです。
ブロックチェーンでできること
さあブロックチェーンのさまざまな利点を語ってきましたが、実際にどういった場面で使われるかというと
- 決済
- スマートコントラクト
- NFT系のモノ
- メタバース
などがあげられます。
すみません、おそらく決済以外は聞き馴染みの無いもので想像しづらいかと思います。
またこれらの解説も後々わかりやすく記事にまとめますので、お待ちください。
ブロックチェーンのデメリット
はい、良い所のみを紹介してきましたが、デメリットも少しお伝えします。
記録は残り続ける
こちらはメリットで紹介したのですが、それがデメリットにもなりうるということです。なぜなら万が一自分の個人情報などデータをブロックチェーン上に載せてしまうと、周りから簡単に見ることができ、簡単に消すことが出来なくなってしまうからです。
まあこちらは実用化が伴ううえで対処されると思いますが、注意が必要です。
処理能力が個人に依存する
情報を連鎖的につなげるうえで、一個一個が企業の優れたコンピュータではなく個人のものになった場合に、処理能力に格差が生じ、その分遅れが発生することも考えられます。
参加者は不特定多数
こちらもメリットでもあるのですが、だれでも参加が可能なブロックチェーンのおかげで、特定の悪意のあるユーザーもそこに簡単に紛れ込めてしまう恐れがあります。
不正を起こすことは難しくても、情報の悪用などの注意が必要です。
将来的に
さて最後に、ブロックチェーンで将来どのように世界は変わっていくと思われるでしょうか。
まずはやはり円やドルなどの法定通貨を超えた、世界通貨が確立されてくるのではないでしょうか。
そしてブロックチェーン技術を応用したスマートコントラクトによって、契約や取引、サービスの自動化がより進んでいくでしょう。
そしてメタバースという3次元仮想空間の中で、経済が回っていくことになるでしょう。