”イーサリアム”
仮想通貨の中で、ビットコインとイーサリアムなら聞いたことがあるって人は結構いるんじゃないでしょうか。
今回はそのアルトコインの王 ”イーサリアム” とは何かを、誰にでもわかるように解説していきたいと思います。
イーサリアムとは
イーサリアムは2013年、ヴィタリック・ブテリンによって作られました。ビットコイン誕生から約4年後ですね。当時のヴィタリックはわずか19歳で、ビットコインの技術に感銘しなんとか資金調達をしてイーサリアムを作り上げたという逸話があります。ものすごい熱意と才能ですよね。
時価総額に関してはビットコインに次ぐ2位。こちらはも仮想通貨が世間に知られるようになってから不動の地位となっています。アルトコインと言ったらまずはイーサリアムと言って間違いないでしょう。
では実際イーサリアムの何がすごいのでしょうか?順番に見ていきましょう。
通貨の枠を超えたシステム
まずビットコインの技術を参考にしたイーサリアムですが、この2つの暗号資産には明確な違いがあります。それはイーサリアムはただの通貨ではないということです。
どういうことかと言いますと、ご存知ビットコインは完全に決済や価値の保全などといった通貨の要素の強い仮想通貨になります。
一方イーサリアムはもちろん決済や送金など可能なんですが、注目されるべきはそのプラットフォームにあります。
プラットフォームというのは何かのサービスや取引を行う上での土台となるもので、イーサリアムのプラットフォームの大きな柱としてスマートコントラクトとdAppsというものがあります。
スマートコントラクト
もしかしたら聞いたことはあるんじゃないでしょうか、”スマートコントラクト”。こちらを一言であらわすと、
取引(契約)の自動化
になります。
コントラクト(contract)とは英語で”契約”と訳されます。だから直訳だと”賢い契約”と言えますね。
この取引や契約の自動化とはどのような事なのでしょうか。たとえば自販機だったらお金やSuicaをピッとしてボタンを押せば、お店での取引をしないでもジュースを買えますよね?この感覚でインターネット上でもイーサリアムのプラットフォームを使えば、簡単に自動で安全な取引が可能になるわけです。
”でもなんで自動で安全な取引ができるの?”、、というと、ここにもブロックチェーンの技術が使われているからです。
ブロックチェーンについてはコチラ⏬
https://bee3no.com/blockchain-nani/
ビットコインで使われてるブロックチェーンでは数字しか記録することが出来なかったのですが、イーサリアムの場合は文字も記録することが可能になったので、
”△△が支払われたら◯◯を行います”
のようなプログラムを作ることが出来るので、ブッロクチェーンの不正や改ざんのされなく、また管理する組織が不要な透明な取引をネットで行うことができるのです。
dApps(分散型アプリケーション)
はい、なんかすごい難しそうな言葉ですよね。だから言葉の意味とかは気にしないでください。
こちら何かというと、
管理する組織がいなくてもちゃんと動くアプリケーションが作れちゃう
ってことです。なんとなく凄そうな話ですよね?
ゲームでたとえると、ファイナルファンタジーやどうぶつの森みたいなソフトゲーム、フォートナイトやマインクラフトなんかのPCゲームだったり色んなものがありますが、どれも管理する組織がいて、その製作者が決めたルールがありその枠の外にはいけませんよね?
しかしこのdAppsの技術を使えば、管理する組織がないので同じ仮想空間上でキャラやアイテム、コインなんかを共有することも出来て、そこで集めたコインを現実世界のお金に換金したりすることも可能になっちゃうのです!
この話は今話題のメタバースの事だったりします。
そのメタバースを支えるのもイーサリアムのdAppsの技術なわけです。
NFT
むずかしそうな用語がつづいちゃってごめんなさい!でも最後にNFTのこともイーサリアムと深く結びついてるので話させてください!
NFTとは、Non Fungible Tokenの略で意味は非代替性〜、、、とかはどうでもいいです!
ネットの中の一個しかないモノみたいに捉えてください。たとえば自分の描いた絵とかはオンリーワンのモノですよね?それのネット版みたいな感じです。
でも今まではたとえ自分でパソコンのペイントで描いた絵だとしても、ネット上にあげてしまえば簡単にコピー出来てしまい、どれが自分のオリジナルかを主張するのかはなかなか難しいですよね?
でもこのNFTを使えば、ブロックチェーン上に消えないオリジナルの印をつけることが出来るので、どれが本物なのかを一目瞭然にできるのです!
これにより、ネット上のモノでも自分の所有物であることが証明でき、さらにそこから売買などの取引や権利の証明などが出来るようになるのです。
そしてそれを可能にしているのも、イーサリアムの技術というわけです!イーサリアムすごい!
まとめ
他にもイーサリアムは分散型金融(DeFi)に使われたり、まだまだ使用の幅があるのですが難しい話になってしまうので、とりあえずピックアップした所は抑えておいてください!
まさにアルトコインの王と言うだけに、これからイーサリアムのテクノロジーを応用したものがどんどん進化していくと思います。
ただ注意して欲しいのが、イーサリアムが普及していくからといって確実にETHの価格が上昇するものでは無いということ。
あくまでETHを購入するときは自己責任で宜しくお願いします。
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