自由

[CDJ]カウントダウンジャパン2223初ぼっち参戦レポ[30日]

2023年1月24日

私は音楽フェスが好きだ。特にROCKIN’ON主催のものが。

夏は必ずロッキンジャパンに行くし、ゴールデンウィーク中にあるジャパンジャムも良い。

しかしながら、今までまだ行ったことのフェスが1つあった。

CDJ(カウントダウンジャパン)

である。

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公式リセールでCDJ初ぼっち参戦

今年(2022/2023)のカウントダウンジャパンにはもともと友人と共に参加しようと考えていたのだが、残念なことに申し込もうとした時にはもうチケットが完売していた。

正直今年は諦めていたのだが、12月の某日にふと”公式リセール”なるものが目に止まり、抽選制だったので”どーせ当たらないだろ”とダメ元で自分の分1枚を応募をしてみた。

すると奇跡的に当たってしまったのである。

なので私はAdoやアジカンなどが出演する30日にぼっち参戦することが決まったのである。

ギリギリの到着、駆け込むようにyamaのもとへ

この30日には私のお目当てが結構いて、

  • yama
  • ゲスの極み乙女
  • マキシマム ザ ホルモン
  • ASIAN KUNG-FU GENERATION
  • Ado

はマストで見たいと思っていた。あとは9mm・DISHなんかも聴ければ良いなと思っていた感じ。

なので最初アクトは11時からのyamaとなる。

海浜幕張駅から会場の幕張メッセまでは徒歩10分ぐらいとの記載があったので10時半ごろに駅に着けば間に合うだろうと行ったのだが、駅に着いてからトイレや朝食の購入などをしていたら人混みのせいもあって結局入場したのが10時58分になってしまった。

会場内も結構広くステージまで距離があったので、走ってyamaの元へ向かった。

初yama。仮面の歌姫は性格は意外にも、、

私が走ってステージへと向かっている間に一曲目が始まっていた。

最初に歌ったのは、大人気アニメSPY×FAMILYエンディング曲の”色彩”だ。

華麗で力強い歌声、やはり音源には無い良さがライブにはある。

流れで歌われたのがこちらもポップな曲”あるいは映画のような”だ。

間に軽くMCを挟み、ヒット曲の”a.m.3:21”、”春を告げる”を続けて歌い上げるなど、常に観客を惹きつけるセットリストであった。

そんな中、私が初めてyamaのライブを観て感じたことは、意外にも根暗な彼女の性格だった。

普段音源を聴いていると力強い歌声なので、強気でカリスマ性のある性格をしているのかと思っていたが、MCトーク中の彼女はいたって普通の、なんなら目立つことがあまり好きではなさそうな雰囲気を醸し出していた。

彼女が仮面をつけて素顔を全て出さずにパフォーマンスしているのにも、なんだか納得ができた。

しかしながらそんな彼女の性格も、歌声とのギャップがあり魅力の1つであろう。

私はこれからも応援したくなった。

 

セットリスト

01. 色彩
02. あるいは映画のような
03. a.m.3:21
04. 春を告げる
05. 麻痺
06. くびったけ
07. 世界は美しいはずなんだ

10周年のゲスの極み乙女

created by Rinker
ワーナーミュージック・ジャパン

続いて私が観たのはゲスの極み乙女だ。

ゲスの極み乙女は個人的に大好きなバンドで、過去に何度もフェスやワンマンライブにも観に行っていた。

今回は”crying march”から始まり、”パラレルスペック”、”ロマンスがありあまる”、”猟奇的なキスをして”を続けて披露し、盛り上がるには欠かせない”キラーボール”を挟むなど、みんなが満足できる様なセットリストとなっていた。

そしてゲスの極み乙女も結成からかれこれ10年。

もう立派な中堅バンドと言っても遜色ない、貫禄も身につけている様に感じられた。

最近はジェニーハイでの活躍も目立つ川谷絵音だが、是非ともゲスの極み乙女としての活動も活発に行ってほしいと願うかぎりである。

 

セットリスト

01. crying march
02. パラレルスペック
03. ロマンスがありあまる
04. 猟奇的なキスを私にして
05. 颯爽と走るトネガワ君
06. キラーボール
07. もう切ないとは言わせない

昼休憩、フェス飯

そして一旦お目当てのバンドまでは時間が空き、ちょうどお昼時なので昼食をとることにした。

いわゆるフェス飯だ。

今回は牛タン丼や定番のカレー、贅沢にカニ丼などとも迷ったが、私が向かったのは”十勝牛とろ丼”だ。

十勝牛とろ丼

この牛とろ丼というのは北海道上川郡清水町の食肉加工・販売会社「十勝スロウフード」が製造販売する”牛とろフレーク”をご飯の上にふりかけたものだ。

かなり口コミも良く、一体どんな味がするのか確かめたく食すことにした。

今回私が注文したのは牛とろ丼(1000円)大盛り(+100円)&生ビール(750円)

さて肝心のお味はと言うと、、ユッケのような、コンビーフのような、、マグロのネギトロのような、、、

近いものはあるが、食べたことのない新体験の味であった。

言うならばネギトロの牛バージョンであろう。

冷たく凍っている牛とろフレークであるが、ご飯の温かさで良い具合に溶け、口に運ぶと牛の感じと程よい脂身がフワッと溶け、クセなくご飯もビールも進む味であった。

薬味のネギとのりもいいアクセントになり、温玉を乗せても最高だろう。

たしかに高評価の口コミも頷ける味であった。

ただ一つだけ不満を言うとすると、量が少ないことであろうか。

これはフェス飯全般的に言えることだが、色々な出店で食べてほしいという戦略か、大盛りにしても通常の丼物と比べてサイズは小さい。

フェスで暴れる成人男性にとっては足りない量である。

ビールも少し余ってしまったので、2件目を探すことにした。

五浦ハム

物足りない私が向かったのは”五浦ハム”だ。

こちらもフェス飯の定番かもしれないが、自家製のハム焼きがとにかく美味いと評判の店だ。

定番はもちろんハム焼きと、あと豚ドッグだ。

どちらにしようかかなり悩んだが、定番のハム焼きをいただくことにした。

実は今回がはじめてで、緊張の一口。

”うまいっ”

うまいぞ、これは。

ジューシーで肉厚なハムであるが、肉は柔らかく噛むと肉汁が広がる。

程よい脂身と塩味で食べ応え抜群だ。

”とゆうかこれはハムなのか??”

雰囲気はスモークされたサムギョプサルのような感じで、とても肉肉しく自分の中のハムの定義が覆された感じだ。

しかも五浦ハムさんの嬉しいところは、フェス飯でありながらかなりボリュームがあるところだ。

このハム焼き一本でも満足感がかなりあるし、豚ドッグの方はソーセージが馬鹿デカくてまるでパンに収まっていない。

次回は必ず豚ドッグも食べると誓った。

これぞHard Rock。9mm Parabellum Bullet

created by Rinker
コロムビアミュージックエンタテインメント

腹ごしらえも済み、続いて私が向かったのは9mm Parabellum Bulletのもとだ。

正直9mmは私が高校生の頃だった2012年頃までの知識しかなかったので、楽しめるかは不安だった。

しかし一曲目の”Hourglass”が始まった途端に、そんな不安は消し飛んだ。

なぜなら曲自体は知らない筈なのに、紛れも無い9mmの曲であることが一瞬で認識できたからだ。

良い意味で昔とサウンドが全く変わっていない、ブレない音楽性。

これぞRockだ。

2曲目の”One More Time”も非常にノレる曲で、とてもライブ映えしていて楽しめた。

しかし心の中では、あの当時のモノも求めている自分がいた。

そんな中での3曲目の”Black Market Blues”

皆んなが求めているドンピシャなモノがきた。

会場のボルテージは早くも最高潮を迎える。

思わず私は涙した。

”ああ、あの頃の9mmだ。最高に楽しい”

その後も新しい曲と古い曲を交互に演奏し、最後には”Punishment”を披露し常に会場を沸かせながら颯爽と去っていった。

 

セットリスト

01. Hourglass
02. One More Time
03. Black Market Blues
04. 名もなきヒーロー
05. All We Need Is Summer Day
06. The Revolutionary
07. 新しい光
08. Punishment

一旦熱覚ましのいちごけずり

自分の想像以上に9mmでボルテージが上がってしまった。

なんならこの熱気のままホルモンのライブへと行きたかったが、それまでにはかなり時間が空いてしまう。

なので小腹を満たしに小休憩へと、なにかスイーツをいただくことにした。

今回私が向かったのは、札幌のリトルジュースバー発祥のスイーツ”いちごけずり”だ。

その名の通りかき氷の氷をイチゴに替えたそうなスイーツで、凍らせたイチゴを薄く削り、上からふわふわの練乳入りムースをかけていただくものだ。

熱覚ましには丁度良い。

一口食べると、シャリふわなイチゴにふわっふわの優しい甘さのムースが一瞬で広がり、なくなる。

味も全てが自然な甘さで、バランスが絶妙。

これはいくらでも食べられる系のデザートだ。

凍っているイチゴも良いが、少し溶けるぐらいが甘さがさらに増し、最高だった。

ありそうで今までなかった新食感スイーツで、また見つけたら絶対にリピしたい。

猫になったんだよな、DISH//

正直に言うが、私はDISH//のことはほとんど知らない。

しいていうなら、”猫”が流行ってんなー、、ぐらいの印象。

なので少し興味はあったが、ほとんど次のホルモンのための場所取りの為に向かった。

到着したころは4曲目の”Loop”を演奏していただろう。

最初は聞き流すつもりで来ていたが、流石メインステージを任されるバンドだ。

しっかりと良いミュージックを奏ででいる。

次の”愛の導火線”ではしっかりとのせられてしまった。

その後もアップテンポの曲を立て続けに披露し観客を盛り上げ、最後には代名詞である”猫”を演奏し締め括った。

個人的にDISH//をもっと知りたいという収穫をえれたステージだった。

 

セットリスト

01. No.1
02. Get Power
03. DAWN
04. Loop.
05. 愛の導火線
06. JUMPer
07. 勝手にMY SOUL
08. 猫

もはや災害。マキシマム ザ ホルモン

そしてお待ちかね、king of やりたい放題、マキシマム ザ ホルモンの登場だ。

今回モッシュこそ中列では無かったが、やはり今までと比べて客の熱気が一段と違う。

腹ペコ野郎どもの集まりだ。

そして今回はバンド側から煽って声を出すことは禁止されていたが、心から漏れ出す歓声はOKという少し難しいルールだったので、登場と同時に大きく会場が沸いた。

”鬱くしきOP~月の爆撃機~”、”鬱くしき人々のうた”と始まっていくのだが、最初から大盛り上がりで会場が揺れていた。

”会場が揺れていた”というのは比喩表現ではなく、本当に地面が揺れていたのだ。

おろらくステージ周りは防振用の床に加工してあるためか、皆が暴れ過ぎて床がトランポリンの如く揺れていた。

3曲目の”F”ではもう地震が起きているのかと思った。

そしてMCに入り、ドラムのナヲが衝撃のことを言い出した。

”みんな今日までよく耐えてきたな!まだ鬱陶しいマスクは外せないけど、ようやく声は取り戻した!今日はおまえらへのご褒美だーーーーー!!!”

”うぉーーーーーーー!!!!”(客)

、、、これは煽ってないか??笑

たしかに歓声なら大丈夫と聞いていたが、コールアンドレスポンスをする気満々である。

 

、、まあいいっか!笑

その後も私を含めた全員が、荒れ狂うのであった。

 

セットリスト

01. 鬱くしきOP~月の爆撃機~
02. 鬱くしき人々のうた
03. 「F」
04. maximum the hormone Ⅱ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~
05. 中2 ザ ビーム
06. ロック番狂わせ
07. 糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィー
08. メス豚のケツにビンタ(キックも)
09. 恋のスペルマ

ベテランの風格、ASIAN KUNG-FU GENERATION

そしてホルモンでへとへとになり一回座り込みたかったが、そのまま同ステージのASIAN KUNG-FU GENERATIONへと望む。

アジカンも私の青春の1バンドではあるが、生パフォーマンスを観るのは初めてだ。

結論から言うと、神セトリであった。

”Re:Re:”、”リライト”、”ソラニン”、”君という花”

私の大好きな曲を全てやってくれた。

そして生で観て感じたことは、風格がもの凄かった。

アジカンももう結成26年で、この日の中では最年長バンドだ。

知っている曲なのだが遊び心がすごく、これぞ”やっぱLIVEだよね”と言えるパフォーマンスをみせてくれた。

聞いていて心地よく、安心できる演奏。

末長くこれからも活動を続けてほしい。

 

セットリスト

01. Re:Re:
02. リライト
03. ソラニン
04. You To You
05. 出町柳パラレルユニバース
06. 君という花
07. Be Alright

新時代の歌姫、Ado

そしてこの日のメインステージ大トリを飾ったのが皆んなお待ちかね、飛ぶ鳥を落とす勢いの大人気、令和の歌姫Adoである。

やはり顔出しNGアーティスト、今回も厳重な注意が払われていた。

ライブ開演前であっても、ステージの写真を撮ろうもんならすぐスタッフが駆けつけ、消去を命じられる。

そしてそんな注意が払われながらも、間違いなく舞台上にはAdoが登場していた。

今回は障子でできた様な薄く透けるボックスに入って、Adoはパフォーマンスをした。

今回は映画の大人気もあったためか、アルバム”ウタの歌”中心のライブとなる。

なので会場では”え?この曲も歌ってくれるの?”という声が聞こえるなど、ファンからしたら嬉しい内容となっていたと思う。

そして私が一番に感じたことは、周知のことだが歌唱力がハンパなかった。

マジで。

音源で聴いていても凄いとは思っていたが、生で聴くとより臨場感・迫力が伝わり、ライブではさらにのびのびとこぶしを入れて歌われていて、まさに圧巻であった。

やはり人気があるのは納得で、人気以上の力があると思った。

内容にもどると個人的にAdoの”千本桜”を聴けたのはとても嬉しかった。

最後の曲に入る前には、今の時代を引っ張るのに相応しい貫禄あるMCで語り、”新時代”を歌い上げ幕を終えた。

 

セットリスト

01. 逆光
02. うっせぇわ
03. 私は最強
04. リベリオン
05. ウタカタララバイ
06. Tot Musica
07. 世界のつづき
08. 行方知れず
09. 千本桜
10. 踊
11. 新時代

総括

今回の初CDJぼっち参戦は、新旧の実力のあるアーティストが出演していてノスタルジックに浸りつつも今の時代の曲も聴け、とても充実したライブであった。

やはり様々なアーティストを1日で楽しめることが、フェスの最大の魅力である。

また冬の室内ライブというのも周るのに最適で、CDJは良いものだと感じた。

あと今回は実に3年ぶり、さらに声もある程度だせるライブということで、歴史に残るフェスであったろう。

来年こそは、マスク無しで是非迎えたい。

 

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